空き地

ブログ名はそのうち変えます

ミリキタニの猫(特別篇) 2017-6

ニューヨークの路上で絵を描き続けている日系人の老人ホームレスを追ったドキュメンタリー映画。彼は猫の絵、自身の故郷である広島に原爆が落とされた絵、そして戦争中に強制的に入れられた日本人収容所の絵を描き続ける。911のテロの最中も。

変わり者のホームレスじいさんを追いかけた映画かと思いきや、アメリカ政府そして戦争の暴力性や理不尽さに対して画家として絵を描くことで対抗し続けた強い信念の人だった。

四ツ谷駅そばの教会で無料(カンパ制)上映されるというので見に行ったのだが、途中でカンパ袋が回されて払わざるをえない雰囲気に飲まれ、相場もわからないので千円札を1枚入れた。その後でカンパ額合計が発表され拍手が起きたのだが(テレビや映画で見るキリスト教文化のアメリカっぽい)、俺の暗算では一人あたりせいぜい600円だった。会場には年金受給世代の年寄りばっかたくさんいたのにあいつら全然払ってねえのな!

映画はとてもよかった。見に行った甲斐があった。