僕らのカヌーができるまで 2016-54
『縄文号とパクール号の航海』で使用したカヌーを作るための道具作りや材料集めを追ったドキュメンタリー。
縄文号とパクール号の航海 2016-53
探検家・関野吉晴が人類の移動を自分で確かめるため、道具を自然素材から手作りし材料を集めて手作りの船を作り、インドネシアから日本の沖縄までを風と人力だけで航海する。
人間爆弾 桜花 2016-51
エンジンを持たず、グライダーのように飛んで敵の戦艦めがけて特攻する『人間爆弾』の最初の志願者で元隊長だった人へのインタビュー。
死の覚悟、生と死の違い、隊長として沢山の親友や後輩たちを特攻させ殺してきたことへの思い。天皇の存在について。
ニッポンの、みせものやさん 2016-50
日本に唯一現存する見世物屋の興行者に密着したドキュメンタリー映画。毎年上映されているらしい。去年もこの時期に見た。
あなた、その川を渡らないで 2016-49
韓国の老夫婦のドキュメンタリー映画。病気で日々弱っていくおじいさんが亡くなって天国へ行ったときに着れるようにと、その死を覚悟して服を火に焚べるおばあさんの姿は壮絶だった。
ただ、全体的に演出が強すぎるのでは。病気で寝込んでいるのに、ずっと部屋の戸を開けて外から撮影し続けるのとか、悲しいシーンに悲しいBGMを付け、直後に少し明るいシーンを繋げてコミカルなBGMを付けるとか、おじいさんが亡くなったあと雪の降りしきるお墓でおばあさんが一人で泣き続けるとか。子供や孫がたくさんいるのに。
記憶の中のシベリア(『祖父の日記帳と私のビデオノート』、『海へ——朴さんの手紙』)2016-48
監督が自分の祖父に戦争の体験を聞くドキュメンタリー『祖父の日記帳と私のビデオノート』、その祖父のシベリア抑留について取材する中で知り合った元日本兵の韓国人朴さんのドキュメンタリー『海へ——朴さんの手紙』の2本立て特集。
特に『海へ——朴さんの手紙』が心に残った。日本軍の兵隊として下関にやってきた朴さんは、一生の親友となる山根さんと出会う。終戦そしてシベリア抑留で山根さんと離れ離れになった朴さんは、記憶を頼りに山根さんの身を案じる手紙を何度も出し続けるが返事のないままだった。日本人女性の監督と出会った朴さんは、山根さんの所在探しを頼む。
朴さんの山根さんに対するあまりにも一途な友情の厚さ、そして苦心の末探し出した山根さんの奥さんと監督の会話が恋話になるところなど。