ふたりの桃源郷 2016-42-3
まだまだ見足りないということで、3回めを本厚木までわざわざ見に行った。
これだけ見てると山の土地勘がついてきて、どこからどの方向を撮っているのか何となく分かるようになってきた。
それでもやっぱり涙が流れてしまうのだった。どうもこの映画を見ることで、死んだじいちゃんばあちゃんに会っているようでもある。
ザ・ビートルズ EIGHT DAYS A WEEK The Touring Years 2016-47-1
ビートルズの結成から解散までを追ったドキュメンタリー。音楽多めで、しかも本編終了後のおまけで約30分のライブ映像を見れる。
お客さんの一人が最前列中央に座った人がいて不思議に思ったのだが、このライブ映像目当てだったようだ。なるほど!
ふたりの桃源郷 2016-42-2
二度目で、また泣いた。とは言っても、こっちだって泣くってわかっていて結局泣いてんだ。不意を突かれたわけじゃない。
築地ワンダーランド 2016-44
築地市場のドキュメンタリー映画なんだけど、作りがクソだった。
日本の松竹が作った映画なんだけど、全編外国人女性(声質からおそらく白人)の英語ナレーション説明がメインで日本語翻訳の字幕が表示されるスタイル。
そして築地市場がいかに凄いか、世界一ではなく唯一無二の存在であるか、どれだけ緻密な仕事なのかを延々と説明してくれる。外国人女性の英語ナレーションで。
最近よくある自己愛を満たすための日本スゴイ連呼テレビ番組の映画版じゃねーかオイ。
これ企画した人は、そんなに他人から、外国人や女性から、つまり滝川クリステル(は日本人だけど)みたいな人から、自分の台本で褒められたいのだろうか。信念を持って自己発信できないのか。
築地市場という存在に興味があっただけに、幼稚な”料理”のされ方にがっかりした、金と時間を返せ!
ソング・オブ・ラホール 2016-43
「スウィングしなけりゃ”あと”がない!」というキャッチコピーが気になって結構前から公開を待っていたドキュメンタリー映画。
昔は文化の繁栄していたパキスタンだが、戦争や政治、宗教弾圧のせいで伝統音楽は廃れていくばかり。そこでミュージシャンたちは自分たちの楽器でジャズを演奏し、その存在をアピールするためアメリカへ乗り込むことに。
というとても面白そうなコンセプトなんだけど、実際に映画を見たら引っかかる部分がいくつかあった。
本国のバンドではメンバーの半分を占めるほどたくさんいたバイオリン奏者を、アメリカへ行く際にバッサリ切る。渡米費用の問題かもしれないけど。
そしてニューヨークでアメリカのジャズミュージシャンたちと合流しさっそくリハーサルをするも、バンドの花形楽器であるシタールの奏者が初心者かっていうくらい演奏力がない。シタールを持つのが初めての初心者かというくらい全く演奏できない。これはおかしいだろ。
それで仕方なく解雇するのだが、クビになって部屋を出ていったはずが次のシーンではスタジオで一緒に演奏していた。
この大ピンチのなか、代わりのシタール奏者はアメリカであっさり見つかり、本番のコンサートではバンドの花形ポジションを無事に務める。
無事成功しました。イェー!
いろいろなジャズの名曲の中東風アレンジが聴けてそれはそれで楽しめたけど、話の筋書きとしてはなんか物足りない。ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブのなり損ないみたいな。